スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

▲[--:--:--] | スポンサー広告 | コメント:- | トラックバック:- 

2007年08月20日

Middle Eastern Drama ~中東演劇~

中東地域の演劇。

この4週間で読んだ戯曲ー18本。
読んだ文献ーたくさん!!


中東地域ーイラン・イラク辺りから、北アフリカのモロッコ辺りまで。

・・・なんだけど、この呼び方って第二次世界大戦辺りから、勝手にイギリスやらフランスやらが決めてしまった呼び方。

どうして中東かって?

それは日本や中国ほど東にないから。

イギリスやフランスにとって中国や日本が東の国で東の文化。

だったらその真ん中にある地域は「中東」(Middle East)だ!

ってことらしい。(なんちゅうー勝手な。)

ま、強い国が世界を牛耳ってきた一つの証拠だねぇ。

演劇のお勉強のはずなのに、
なぜだか、
歴史、政治、社会学、経済も勉強することになったこのクラス。

すっかり、なんちゃって学者状態です。(笑)



いやぁぁぁ、勉強したよーーーーー!



20070820211858.jpg 20070820211909.jpg


今日も一押御願いします!
まずは伝統的なアラビア文化におけるパフォーマンスの歴史から。
「物まね」、「人形劇」、「影絵劇」、「バラエティショー」でもって
普通の「ドラマ」。

ほぼコメディ!
しかも、社会を「皮肉」るタイプのコメディ多数!!
例えば、知事みたいな人が、王様の前で大失敗して恥をかいたりとかね。

でも一つとんでもなく伝説的に有名な戯曲がペルシャ(今のイラン)にあって、毎年毎年千年も上演されている。(なんだか忠臣蔵を思い出したけど。)
タイトルは、「奇跡の劇(情熱の劇)、ハッサンとフセイン」
これ、実話が元。
モハメッド(イスラム教の創始者。最後の預言者と言われている。)が亡くなった後の後継者争いが原因で、暗殺の応酬後、戦争。
イスラム教のトップは選挙で決めるか(スンニ派)、血筋で決めるか(シーア派)で争う。
ハッサンとフセインはモハメッドの孫で、ハッサンは戦死。
遺言で自分の息子とフセインの娘(いとこ同士)を結婚させるようにと。でもハッサンの息子だって戦争に行く。だから戦争に行く前に結婚式をあげようってことなのだが、、、、いやもう!涙なしでは見れない大悲劇!
ちなみにこのフセインの奥さんはペルシャ王家の血筋だから、自然と、シーア派がこの土地の国教のようになり、、、、現在に至る。(戦争は終わらない。。。)


この大叙事詩を一週目に勉強し、
そこから一気にエジプト、シリアにおける演劇とどんな風に西洋に影響されて変化したかっていうのを勉強。

そーしーてー、
「イスラエルとパレスチナ問題」!!!
毎日毎日、違った角度からこの問題を取り上げてる戯曲を読み、
解釈、分解し、もしこれを公演するならどうする?っていうシミュレーションもやる。

イスラエル側(ユダヤ側)は、
二千年近く待ち望んでいた、「自分たちの国」を魂かけて勝ち取り、
(本当に熱い想いがこもった戯曲が多い。)
自分と、同胞と、神を信じ、突っ切る!
でも世界のあちこちで同胞に虐殺にがおきている。
その苦難を乗り越えて。。。
って感じの「情熱」と「力」と「愛国心」に満ちた戯曲。

パレスチナ側(アラブ側)は、
二千年近く先祖代々住み続けていた土地を奪われ、
家族やご近所さんや思い出や触れ合いを突然破壊され、
難民生活を余儀なくされ、多くの人は虐殺される。。。
という感じの、「文化全滅」「命」「人生」がテーマになった戯曲が多い。

エジプトはこの前後で革命があったし、(王様から大統領に)
イスラエルとずーーーっと戦争してるし(しかも負けてばっかりだし)、
シナイ半島っていうでっかい半島はイスラエルに取られちゃうし、
パレスチナ人に起きてることは「明日はわが身」状態!
でもって、「60年代シアタームーブメント」、(要は劇作家の人たちががんがん政治や社会に関する戯曲を発表しまくった。何人かは逮捕された。)が起きる。
結果、政治(特に当時のナセル大統領の政策)を皮肉ったり、パレスチナ問題やイスラエルとの戦争を題材にした戯曲が100本以上誕生。


今日はイスラエル、明日はパレスチナ、明後日はエジプトってな具合に毎日毎日違った角度でこの問題を勉強したから、
心も頭も大混乱!
この問題に関して、答えは一つじゃない。
たくさんあって、一個もないようにも思える。
難しいね。。。


この問題、イスラエル(ユダヤ)人たちとパレスチナ人だけで戦争がおきたわけじゃない。
イギリスとフランスそしてアメリカとソビエト(今のロシア)が思いっきり関わってる。政治的な理由で。
簡単に説明すると。。。
世界大戦中、イギリスとフランスは中東の地域を山分けしようというお約束をする。
と同時に、イギリスは世界中のユダヤ人に、戦争でイギリス側についたら、イスラエルの建国してあげてもいいよん!っていう約束をする。
でもってアラブ地域には独立させてあげるよーー。と。。。
でも二次大戦後イギリスは破産して、国内にかかりっきりになり、各地の植民地を手放すはめに。。。
よって、イスラエルの面倒はアメリカが見ることに。。。
武器もお金もアメリカからわんさか入ってくる。。。



歴史は本当に繰り返してる。
大昔、ローマ帝国→オスマン・トルコ帝国→イギリス帝国→アメリカ帝国→???

支配してる側のやってることが対して変わってない。
テクノロジーの進化のせいでもっと悲惨な結果になってる。
このままいったら地球は普通に滅びる。
だって今現在ある「核」で地球が5回全壊することができるっていうんだから笑ってしまう。




この4週間で本当に勉強になった。
しかも今とってもエルサレムに行ってみたい。
行ってこの目で両方のお芝居を見てみたい。
(現在イスラエル国内にパレスチナの劇場も存在している。若干政府からの圧力があってあんまり批判めいた劇は上演できないけど。)

今も紛争は続いている。
今もパレスチナ難民は存在する。
一生をキャンプで終える人も存在する。
イスラエルが建国されたのが1948年。
その年に生まれた人は今、59歳。
59年間、難民生活。

パレスチナ文化は1948年に破壊された。
復興を試みているけど、
その後も、数回に渡り戦争が起き、
せっかく平和条約を結んだイスラエルの大統領は狂信的な若者に殺害される。。。

怒りを感じぜずにはいられない。




p^4.jpg p-6.jpg p^5.jpg p-3.jpg p-2.jpg

プレゼンテーションでは家を取られてしまうパレスチナのおじいちゃんのお話。(コメディのようでいてとっても哀しい。)そしてドラマの背景として、どれだけユダヤの文化とパレスチナの文化が違うかっていうのと、イスラエル政府が実施した二つの法律(1.不在者の家は政府が勝手に没収できる。2.無制限にユダヤ人はイスラエルに移民できる)が起こした悲劇について紹介した。
スポンサーサイト

▲[15:54:37] | クラス | コメント:12 | トラックバック:0 

コメント一覧

ためになるー
中東ってなんで中東って言うんだろうと思ってたらこんなところに答えが。
ありがとうございます。
欧州列強の爪痕ですね。今も強いけど。安直な人たちだなぁ。

中東ってアジアだけど、ヨーロッパよりよっぽど遠いので興味深いです。紹介してくれてありがとうございます。すごい面白かった。各国の演劇の特徴とか、一番知りたかったところだったので。
もっと書いてくださいよー中東の話!

2007/08/21 16:31:42 | URL | ひろい

はじめまして。
はじめまして。10月にハワイからユージーンに引っ越すShantiaといいます。ダンナがUOの大学院に通うためです。今回の引越しは不安がいぃっぱいなので、こうやって実際ユージーンに住んでいる日本人のブログは結構励ましになりますね。

学校、がんばってください!

2007/08/21 23:27:04 | URL | Shantia

お盆
おはようございます。僕はお盆休みを過ごしていました。「リトルチルドレン」って映画観ました。大人になりきれていない普通の人々の映画、一見前向きで明るく裕福な家庭にもいろいろな問題が...ケイトウインシュレットが重量感あふれる熱演でした。昔の「がんばれベアーズ」の不良少年が年月を得て性犯罪者の役で出演しておりました。いくら元犯罪者でも子を思う年老いた母の演技には少し心を悩ましますね。

2007/08/22 13:56:20 | URL | タダシ


おー勉強になるねえ。
中東かあ。そんなこと考えたこともなかった(笑)
それで思い出したけど、チェコとかオーストリアら辺を東欧って呼んでたのをいつからか中欧って呼ぶみたいだよ。
どっちでもいいのにねえ。

2007/08/22 18:32:34 | URL | kuro

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

2007/08/26 19:02:19 | | -

シッコ
こんばんは、マイケルムアーの「シッコ」観ました。アメリカの医療システムと保険制度の希望のなさに唖然です。今回は弱い立場の人にたって淡々とインタビューしていました。英国とフランスなど他国と比較もしていました。事後をして傷を自分で縫っているシーンは直視できませんでしたね。

2007/08/28 03:36:58 | URL | タダシ


ひろいちゃん、
コメントありがとーーー!!嬉しいなぁ、中東の話喜んで読んでもらって!!中東談議はコーヒーでも飲みながらアラブ諸国の学生交えてしたいねーー♪

Shantia-さん、
コメントありがとうございます!!ユージーンは良いところですよーー、自然がいっぱいで!
秋は紅葉が綺麗ですし!オレゴンのスクールカラーは緑と黄色(ダックがスクールマスコットなので)なんですけど、秋はそこらじゅうの「緑」が「黄色」に変化しだして、去年妙に納得しました。
綺麗ですよ~。私のほかの記事にキャンパスの写真とかも載せていますので是非ご覧になってみてください!ユージーンでお待ちしています!

タダシさん、
「リトルチルドレン」面白そうですねーーー。家庭の中での心を扱った作品は惹かれます。今私は夏休みに入ったので、映画観たいですね~。

kuro、
ほんとよねーー。真ん中とか東とかってどこを基準に世界を見てるかってことだよねー。ぶっちゃけちゃえば、日付変更線を無視して考えたら、アメリカは日本にとって東の国だよね(笑)。でもヨーロッパからしたら東の最果ての国、日本。平面地図で考えるからそうなるんだよねー。地球は丸いのに。

K-さん、
おおーーーありがとー二つのコメント!中東の話のリアクションがあるのはとーーーっても嬉しい!なにせ今私の中で「熱い」からね!イスラエルに行きたくってしょうがないもの!(笑)マシオカさん日本上陸だねーーー。いいねいいね♪私も頑張らなくっちゃ!一緒にがんばろー!

2007/09/02 09:27:23 | URL | YOKKO


タダシさん、
めちゃめちゃ観たいんですよーーその映画!「シッコ」。一度LAに行ったときミュージシャンの方にお会いして、自己紹介をしたんですね。「My name is Yoshiko」彼らが茶化して、「Yo! Sicko!」(よー!変態!)と言われ、こりゃまずいなーーと思って英語の名前をYOSHIKO(本名)からYOKKOに変えたんですよ。ま、もともとあだ名だったんで、違和感はないですけど。ということがあったんで、「シッコ(SICKO)」はなんだか自分の名前のように親しみが湧くんですよね。しかも「変態」っていう素晴らしい意味ですし!
ま、それはおいといて、アメリカの医療システムは本当に最悪です。何度となく討論しましたが、希望も解決策も見えないんですよ。国がひっくり返りでもしない限り無理でしょうね。。。自由の国アメリカのはずなのに、体制ががんじがらめで、弱いものたちが損をする。。。。って歴史におけるどっかの国々とおんなじですね。

2007/09/02 09:37:00 | URL | YOKKO

面白い
失礼ながらYo!Sickoって笑っちゃいましたね。僕のfamily nameもHoraiなんで日本在住の人に説明するときには551butaman!って言ってますよ。ちょっとマイナーでしたかね?

2007/09/06 13:54:48 | URL | タダシ


タダシさん、
笑って頂いてありがとうございます!(笑)名前ネタで笑いが取れるっていいですよね~~。551豚満を知らなかったので思わすリサーチしちゃいました(笑)

2007/09/09 12:50:15 | URL | YOKKO

デスプルーフ
おはようです。タランティーノの「デスプルーフ」観ました。cheap taste movieですね。女性が強い、ごつい、逞しい。豪快ですね。カートラセッルもたじたじです。

2007/09/09 14:12:17 | URL | タダシ


タダシさん、
タランティーノ良いですね~。学校始まる前にチェックしてみます!

2007/09/17 10:17:46 | URL | YOKKO

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

  • スポンサーサイトMiddle Eastern Drama ~中東演劇~のトラックバックURLはこちら
  • http://eugeneyokko.blog32.fc2.com/tb.php/93-47209209
カレンダー
07 | 2017/08 | 09

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリー一覧
月別記事
リンク
サイト内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。